ルートビアと米国大統領選挙

日本人にはどうもなじめないアメリカの飲料のルートビア（Root Beer）はビールの一種だと思っている方も多いのですが、アルコールはまったく入っていません。またカフェインも入っていないので宗教的な理由でカフェインを摂取しない方々でも堂々と飲める飲料です。「お味は」と言うとメンソレータムやサロンパス系の味がするという表現が一番適切かもしれません。私は個人的にはルートビアは好きでも嫌いでもないのですが、時々、この写真にあるルートビアフロートが飲みたくなります。　
ルートビアはバニラや桜などの樹皮、（甘草の一種の）リコリスの根（←これがこの独特な味を出している張本人）ナツメグ、その他スパイスから作られています。元々ハーブ飲料として作られ、鎮咳消炎薬としても用いられました。ここまで読めば、この独特な味もなるほどと思えるでしょう。
 

また地ビールのように「地ルートビア」の工場もアメリカ各地にたくさんあります。先月、セントルイスの出張でFitz’s Root Beer を訪れました。ミーティングが終わると私の好きなルートビアフロートを出してくれたのはいいのですが、なんとアイスクリームが３スクープも！ルートビアはちょっと苦手という方でもアイスクリームが入るとクリーミーな感じで結構いけますよ。

また、来月の米国大統領選にむけて大統領候補者ラベル付きの限定版も発売したばかりでした。今のところオバマ大統領ボトルの販売が少しリードしているようで、販売状況はフェイスブックのページでチェックできるようです。９月２８日現在では、オバマ（４３３本）ロムニー（３２０本）でした。 １０月３日にデンバーで行われた討論会後の結果が興味深いです。

ちなみに私のご近所さん、今回は共和党（ロムニー／ライアン）支持者が２軒のようです。４年前の選挙ではお隣さんがオバマの看板を芝生にたてていたのに今年はまだお見かけしません。

最後まで読まれた方は「ルートビア」と「米国大統領選」の関係がおわかりになったと思います。ルートビアを飲んだことがない方は、アメリカ訪問時、または日本国内の輸入食品店でも購入できると思いますので、是非一度お試しください。