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ブログ

微妙に通じない外国語:スペイン語編

Keiko Tassill

8月はじめから1週間半ほどカリブ海にあるメキシコのコズメル島で行われた会議でお仕事をしてきました。サンディエゴ近郊に住んでいる私にとってメキシコは身近な外国ですが、同じメキシコでもマヤ文化の影響とカリブの雰囲気を持つコズメルは私にとっては十分異国でした。まるで旅行のパンフレットに見るような美しい青緑の海。そして自然に生息するイグアナ。帰ってきてから写真を整理してみるとイグアナの写真だらけでした。

会議会場で宿泊したところは米系経営のリゾートホテルで従業員も英語とスペイン語のバイリンガルスタッフでほとんど不便なことはありませんでした。しかし、ホテルの従業員でもハウスキーピング(お掃除のおばさん)やメンテナンスのおじさんスタッフとなるとまったく英語はだめ。そこで私も知っている限りのスペイン語を使いながらたいした内容のことを話すわけでもないので気楽な会話を楽しんでいました。 ところが滞在3日目くらいになるといよいよ蚊にさされた箇所も10箇所以上となり、虫刺され用のムヒのような薬を買おうと売店に探しにいきました。なんと店員は誰も英語が話せず、Hecho en Mexico (Made in Mexico:メキシコ製)の薬しか売っていないのです。まったく違う薬を塗ってかぶれたりしては大変と必死にラベルを読んだり、また店員にも確認しながらやっとそれらしきクリームを買うことができました。あとでヨーロッパから来ていた担当者に確認すると「日焼け時、虫刺され、皮膚のトラブル用のクリーム」だといわれて安心して使うことができました。しかしこの後、続々とミスコミュニケーションのハプニングがあり、通訳がいてくれたらとどんなに助かったと思ったことでしょう。

もうひとつ微妙に通じなかった笑えるハプニングをご紹介しましょう。ヨーロッパ、南米、メキシコなど地域によっては単に「お水」をくださいと注文するとだいたいがガス入りの炭酸水が出てきます。というわけで、スペイン語圏では必ずagua sin gas「アグア・シン・ガス」(ガスなし=普通のミネラルウォーター)、agua con gas「アグア・コン・ガス」(ガス入り=炭酸水)とオーダーします。たまたま私とクライアントが「コンガス」をお願いしますと頼んだのですが、なんとお水ではなくオレンジジュースにシロップが入ったようなとってもおいしそうなジュースをウェイターは持って来たのです。どこでどう間違ったのかと思って聞いてみるとその飲み物の名前がなんと「Conga: コンガ」!オレンジジュース(またはアルコールバージョンもあり)とパイナップルジュース、(バナナリカー)、(下に沈んでいる赤い)グレナディンシロップが入っているメキシコ、特にコズメルやカンクン地方のポピュラーなドリンクということが判明し、皆で大爆笑でした。微妙に通じないスペイン語のおかげで私はおいしいジュースが飲めました。