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ブログ

アメリカの「Shoyu」文化

Keiko Tassill

KIKKOMANがアメリカ市場に進出したのは1957年。72年にはカリフォルニア州のサンフランシスコに現地工場を建設し、Soy Sauce(ソーイ・ソース)は今ではアメリカの一般家庭でも定番の調味料になっています。日系人の多いハワイでは1946年にアロハ醤油が創業し、ALOHA Shoyuは独自の大豆の風味が薄くさらっとした塩味が特徴です。ハワイでは Soy Sauce よりもShoyuと言う言葉が定着していて、プレートランチの”Shoyu Chicken”はTERIYAKIのような甘いたれ味ではなく醤油の塩味の昔懐かしい味がします。


私の父は日本食なくしては生きて行けない典型的な日本人。もちろんアメリカの我が家で食事をする時は醤油があるのでまったく問題がありませんでしたが、レストランやよそのお宅に招待されて行った時が問題でした。母がこっそりとハンドバッグから醤油の袋を取り出して何にでも醤油をかけて食べるタイプ、よく言えば「しょうゆ大ファン」。しかし、今では「こっそり」醤油をかける必要もなく、堂々と「Can you give me some soy sauce?(しょうゆを持って来てくれる?)」とカジュアルに言えばアメリカのほとんどどこのレストランでも持って来てくれる時代になりました。

先日、ミネソタ州のミネアポリスの空港で乗り継ぎの際、時間があったのでレストランを探していたところヒップなお店を大発見!ミネアポリスは田舎の空港のようですが、とっても素敵なお店が多いのです。ネイルショップやスパなど癒し系から素敵なレストランもあって空港とは思えないほどとっても充実しています。(最近、アメリカの多くの空港では、空港施設のリフレッシュ化が進んでいます) “Shoyu”(ターミナル1、コンコースG)という看板が突然私の視野に入り、手打ち麺のような物体がぶら下がっている怪しいお店を発見しました。出張続きで日本食系、特に汁もの系に飢えていた私は期待値ゼロでチャレンジすることにしました。とってもトレンディーで明るく、オープンなお店の雰囲気。なんと全席にiPadがついているのです。益々興味がわいて来て思いきって入ることにしました。席につくとオプションですが、まずはフライト情報を入力し、フライトに変更などがあった場合は、知らせてくれると言うシステム。その他、天気、facebook、Twitterなどのソーシャルネットワークができたり、スポンサーサイトが利用できるようになっていました。そしてこのお店のメニューもすべて、iPadで注文。お会計も横にクレジットカードのスロットがついていて前払いなので何と便利!と感激した私は味はどうでもよくなっていたのですが、「Shoyu Ramenしょうゆらーめん」を注文すると、なんと期待をはるかに超えた本場に近いお味でした。

また、写真に写っている Ginger Beer(ノンアルコールですよ!)もぴりっとした生姜味の「地ジンジャーエール」も旅の疲れを癒してくれました。なんと言ってもアメリカの中西部で”Shoyu”に出会えて感激してしまいました。