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ブログ

アメリカのオフィス環境

Keiko Tassill

通訳の仕事をしているといろいろなオフィスに行く機会があります。グーグル社では日本の豪華なマッサージチェアがたくさんおいてあったり、エクササイズ用の大きなボールに座って弾みながら会議に参加したり、プロダクション系やクリエイティブさを重視する会社では仕事さえすればいつ何時に出勤してもOKで、ペット犬と毎日一緒に職場で仕事をする人も少なくありません。若いワークパワーを惹きつけたい成長企業ではカプチーノマシンやヘルシーなスナックやドリンクを無料で休憩室においているような憧れの職場もあります。昔の倉庫をロフトタイプのモダンなオフィススペースに改装したり、仕事の意欲を刺激するものです。もちろん、従来型の「これぞ職場!」というようなところも多いのも事実です。

しかし、全体的に言えることは住宅事情と同様、オフィスのスペースも贅沢です。一般的なレイアウトはまず広い空間にパーティションという間仕切りが立ててあって、個人のスペースが確保されています。基本的に隣の人の顔も見えず、黙々とそれぞれが仕事をしています。そして地位があがると個室をあてがわれ、偉くなればなるほど部屋の大きさと部屋からの景色がアップグレードされるのが一般的です。もうひとつアメリカのオフィスでまず気がつくことはとっても静かで、電話の鳴っている音もやさしく、話し声もあまりしないところが多いのです。これはおそらくスペースが広いのであまり目立たないからだと思いますが。。。日本のようなざわめいた職場の活気のようなものはなく、緊迫感を感じてしまいます。

もちろん環境や文化的なものばかりでなく、アメリカでは個人の職務範囲が明白に決められていて文書化されているからこそこのような孤立した環境で成り立つのでしょうが、やはりチームワークやコミュニケーションといった面でデメリットもあるわけです。だからこそロータスノーツやその他の情報や知識を共有するグループウェアが浸透しているのかもしれません。しかし狭い日本でも隣に座っている人とメールでコミュニケーションをとっているようで、こちらもまったく同じ状況です。アメリカでは携帯メールやテキストメッセージもビジネスで利用しているので正式な会議中に出席者が携帯でメールをこそこそ操作している光景はよく見かけます。日本の感覚から言うと、ちょっと失礼だと感じるかもしれません。

建物が大きすぎていったいどこに誰のオフィスがあるのかもわからないような迷路オフィスもあります。アメリカの街と同様、オフィスも碁盤の目状にレイアウトされていることも多く、最近よく見かけるのはオフィスの通路に番地がついているのです。(写真)方向音痴の私にとっては非常に助かります。時々、休憩時間にトイレに案内され、ところがいざ会議室に戻るとなるとどうやって戻るのかわからず困ったことが何度もあります。近くにいる人に「会議室がわからなくなったんだけど。。。」とたずねると「どの会議室?」と更に聞かれても「え~、日本人が集まっている会議室です!」としか答えられない自分にあきれてしまいます。(苦笑)