ごぶさたしております。After many years...
Keiko Tassill
なんと、前回のブログ投稿から7年半、「ごぶさたしております」と言うにはあまりにも長い年月。この7年半、いや、正確に言うと7年間は多忙極まりなく、世界中を飛び回っていました。おかげさまでいろいろなお仕事に恵まれ、多くの方々にお会いし、いろいろな経験ができ、今思えばその都度、投稿すればよかったけれども、Better late than never.(遅れても決してやらないよりまし。)を信じてまたこうしてキーボードを叩いています。
新型コロナパンデミックにより、世界は一変。それももう半年をすぎてしまい、お客様からも「ごぶさたしております。お元気ですか?まだ通訳やっていらっしゃいますか?」とご連絡をいただき、アメリカの状況をご心配してくださっていらっしゃる方も多いので、この辺で近況をお知らせしておいた方がいいかなと思い立って、ブログを再開することにしました。
新型コロナはここカリフォルニアはじめアメリカでは第3波が到来、この数日急増傾向ですが、無事に生活しています。日米間の移動が制限されている中、出張者ゼロに近い状況下においてはこの6ヶ月は私の仕事場はバーチャルの世界でのみリモート通訳。
ZoomをはじめとするMicrosoft Teams、 Webexなどのウェブ会議プラットフォーム上での通訳。Zoomは多くの方々が使い慣れていて、同時通訳ができる機能も付いているので手軽に利用されています。この半年、ウェブ会議利用率急増でいろいろな組み合わせで通訳を提供しています。(写真はウェブ会議用の名刺背景の1バージョンです。)
イベントレベルになるとRSI同時通訳プラットフォームなどを使ってまるでイベント会場のバックステージにいる感覚で通訳できてしまうから便利です。会場にいるような臨場感は味わえないものの、遠いバーチャルの世界にいる著名スピーカーもまるで自分の目の前(至近距離のスクリーンに映っているから当たり前)にいるかのような距離の近さを感じます。
テクノロジー関係の通訳は得意分野のひとつなのですが、ユーザーとしてテクノロジーを使う側では1年前は素人レベルだった私も今やテックサポートとして同僚からも頼られる立場になってしまい、ホームオフィスもバーチャル会議用のスタジオ、録音スタジオになってしまっています。
しなやかに(弾力で柔軟に)、たくましく、コロナとお付き合いしながらウィズコロナの時代を乗り越えてニューノーマルの時代にお仕事していけるように日々努力しています。新型コロナが落ち着いて、現場でお会いできるまではとりあえず、バーチャルの空間でお会いできることを楽しみにしています。では、次回のブログ投稿でまた。