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ブログ

著名人の通訳:サルマン・カーン Salman Khan

Keiko Tassill

通訳のお仕事をしていて得したなと思えるのは著名人の講演が生で聴けることです。(正確に言うと聴いているだけではなく同時通訳をしているのですが…)先日、カーン・アカデミーの創立者であるサルマン・カーン氏の講演で通訳をする機会をいただきました。

カーン・アカデミーは世界中の人々に無料のオンラインビデオ授業を提供している非営利組織です。初級レベルの算数から高等レベルの数学、コンピュータサイエンス、科学、物理、歴史、経済など多岐にわたる分野のライブラリーには4000本以上のビデオが収録され(全部、カーン氏が制作)、日本語ももちろん、いろいろな言語の字幕付き、また吹き替え付きのビデオも数多くあります。設立経緯や詳細についてはこちらの2011年3月のTED Talkのビデオ(20分)をお時間のある時にご覧になって下さい。日本語の字幕付きなのでわかりやすく、英語の勉強にもなりますし、なんと言っても感動していただけると思いますので是非!

カーン氏はMIT(マサチューセッツ工科大学)で3つの学士号と2つの修士号を取得後、ボストンでヘッジファンドアナリストの職に就いた超インテリジェント。その後ヘッジファンドアナリストを辞めてカーン・アカデミーを立ち上げました。

講演当日はチェック柄のカジュアルな服装で登壇し、1時間ほどの講演でした。グローバルクラスルームというコンセプトで世界中の人達誰にでも平等に学ぶ機会を提供したいという情熱が伝わってきました。カーン・アカデミーで人生が変わった人々のビデオも紹介されました:「エンジニアになりたい」という生涯の夢をかなえるために、リアイアした60代のアメリカの男性はカーン・アカデミーのビデオ授業で独学しその後、大学に進学し、夢を実現しました。デジタルデバイド地域のモンゴルの孤児院で暮らしていた女の子は寄付されたデバイスを使ってビデオ授業で勉強し教師になりました。今ではビデオのモンゴル語の翻訳作業にも携わり、恵まれない環境にいる多くのモンゴルの子供達に教育へのアクセスを提供しています。
 

米国の学校ではカーン・アカデミーのビデオをカリキュラムに導入しているところも増えてきています。教師が教室で行う従来の受身型授業内容は講義ビデオとなり、この部分を生徒が宿題として家でみるようになります。そして教室ではわからなかった箇所や、教師がそれぞれの生徒をもっとパーソナルなレベルで個別に手助けできる時間になるのです。今までと逆の「教室と自宅学習」の発想となります。

今回の同時通訳ブースはバックステージに設置されていたのでスクリーンに映る映像を見ながらの通訳で会場の雰囲気や全体像は見えませんでした。しかしカーン氏が繰り広げるストーリーに引き込まれ、まるでスクリーンの中に吸い込まれたような気持ちでした。私も通訳しながら感動の連続でした。最後にカーン氏は「教育を受ける権利は基本的な人権のひとつで、きれいな水を誰もが飲める権利と同じでなければならない。」と言う言葉が私の心に強く響きました。会場に参加していた日本のオーディエンスの方々もカーン氏の情熱を感じていただき、感動していただけたのであれば私の役割は果たせたと言えるでしょう。グリーンルーム(スピーカー控え室)がブースの隣だったので時々声も聞こえ、また講演後もばったりとお会いしてまたまた私の感動は強まりました。

「共感した方はビデオコンテンツの翻訳をするボランティアに参加してください。」とのメッセージを見て「私も!」と思いましたが、まずは算数レベルの復習から始めないとだめなようです。私も今日からカーン・アカデミーオンラインビデオ授業を始めることにします。

通訳のお仕事をしていて得したなと思えるのは著名人の講演が生で聴けることです。(正確に言うと聴いているだけではなく同時通訳をしているのですが…)先日、カーン・アカデミーの創立者であるサルマン・カーン氏の講演で通訳をする機会をいただきました。

カーン・アカデミーは世界中の人々に無料のオンラインビデオ授業を提供している非営利組織です。初級レベルの算数から高等レベルの数学、コンピュータサイエンス、科学、物理、歴史、経済など多岐にわたる分野のライブラリーには4000本以上のビデオが収録され(全部、カーン氏が制作)、日本語ももちろん、いろいろな言語の字幕付き、また吹き替え付きのビデオも数多くあります。設立経緯や詳細についてはこちらの2011年3月のTED Talkのビデオ(20分)をお時間のある時にご覧になって下さい。日本語の字幕付きなのでわかりやすく、英語の勉強にもなりますし、なんと言っても感動していただけると思いますので是非!

カーン氏はMIT(マサチューセッツ工科大学)で3つの学士号と2つの修士号を取得後、ボストンでヘッジファンドアナリストの職に就いた超インテリジェント。その後ヘッジファンドアナリストを辞めてカーン・アカデミーを立ち上げました。

講演当日はチェック柄のカジュアルな服装で登壇し、1時間ほどの講演でした。グローバルクラスルームというコンセプトで世界中の人達誰にでも平等に学ぶ機会を提供したいという情熱が伝わってきました。カーン・アカデミーで人生が変わった人々のビデオも紹介されました:「エンジニアになりたい」という生涯の夢をかなえるために、リアイアした60代のアメリカの男性はカーン・アカデミーのビデオ授業で独学しその後、大学に進学し、夢を実現しました。デジタルデバイド地域のモンゴルの孤児院で暮らしていた女の子は寄付されたデバイスを使ってビデオ授業で勉強し教師になりました。今ではビデオのモンゴル語の翻訳作業にも携わり、恵まれない環境にいる多くのモンゴルの子供達に教育へのアクセスを提供しています。

米国の学校ではカーン・アカデミーのビデオをカリキュラムに導入しているところも増えてきています。教師が教室で行う従来の受身型授業内容は講義ビデオとなり、この部分を生徒が宿題として家でみるようになります。そして教室ではわからなかった箇所や、教師がそれぞれの生徒をもっとパーソナルなレベルで個別に手助けできる時間になるのです。今までと逆の「教室と自宅学習」の発想となります。

今回の同時通訳ブースはバックステージに設置されていたのでスクリーンに映る映像を見ながらの通訳で会場の雰囲気や全体像は見えませんでした。しかしカーン氏が繰り広げるストーリーに引き込まれ、まるでスクリーンの中に吸い込まれたような気持ちでした。私も通訳しながら感動の連続でした。最後にカーン氏は「教育を受ける権利は基本的な人権のひとつで、きれいな水を誰もが飲める権利と同じでなければならない。」と言う言葉が私の心に強く響きました。会場に参加していた日本のオーディエンスの方々もカーン氏の情熱を感じていただき、感動していただけたのであれば私の役割は果たせたと言えるでしょう。グリーンルーム(スピーカー控え室)がブースの隣だったので時々声も聞こえ、また講演後もばったりとお会いしてまたまた私の感動は強まりました。

「共感した方はビデオコンテンツの翻訳をするボランティアに参加してください。」とのメッセージを見て「私も!」と思いましたが、まずは算数レベルの復習から始めないとだめなようです。私も今日からカーン・アカデミーオンラインビデオ授業を始めることにします。