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ブログ

肥満大国 - アメリカ

Keiko Tassill

アメリカに出張・旅行されたことのある方はご自身の目でこの現象(写真)を見ているわけですから説明するまでもないと思いますが、アメリカに住んでいる私はこの現象に麻痺してしまっているようです。特に海外に行く度に日本やアジア諸国の人達はもちろんのこと、ヨーロッパにいる人達でさえもthinまたはslim(スマート’smart’という言葉は英語では賢いという意味で、痩せているという意味ではありません)に見えてきます。


先日、サンディエゴのニュース番組で210ポンド(=95kg)減量した20代の男性(元々200kg以上)が紹介されていました。なんと私2人分以上がなくなったわけです。
肥満の理由はやはりそのライフスタイルにあるようです。車社会なので基本的に歩かない、日本やヨーロッパなどに行けば公共交通機関が発達しているので強制的に歩きます。また、アメリカはすべてが「大きいことがいいことだ!」文化なので、レストランで出される1人分の食事の量の多いこと!日本だったらファミリーサイズ(4人分)くらいありそうです。またファーストフードなどで出て来るラージサイズもまるでバケツのような容器に入ってきます。


短距離の飛行機移動はサウスウエストが安くて便利なのでよく利用するのですが、座席の指定がなく、早く乗った人から順番に好きなところに座るシステムを取り入れています。何年か前のことですが、最後に搭乗した私はあまりチョイスがなく、後ろの方まで行くと、やっと3人席の真ん中の座席があいているのを見つけました。なぜかアームレストがあがっていたのですが、特に気にせず足を1歩踏み入れて、「しまった!」と思った時は既に遅し、何と隣の人は自分の席に入りきらなかったのでアームレストがあがっていたのです。まったく同じお金を払っているはずなのに私が占有できる面積が少ないとは不公平な。その後、エアラインでは座席を1つ以上必要とする人は(その基準がどのように決められているのかはわかりませんが)2人分チャージするという規定ができたようです。ところがまた肥満人を差別してはいけないとエアラインも大変気をつかっているようです。ある時、私のクライアント(たぶん250kg近くあると思います)がチェックイン時に「お客様は肩幅が広いので2人分チャージさせていただきます。」と言われたようです。 


こんなことばかりを書くとアメリカ人は皆、肥満と誤解されてしまいそうですが、中には稀な人達もいるのです。最近、近所のジムに行くと、こんなフィットしていてスリムな人達が近所にもいたのだと驚いてしまうくらいです。いずれにせよ、アメリカは経済回復、環境改善、そして成人病の主要原因である肥満予防とこれからの課題はたくさんあるので頑張ってほしいものです。