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ブログ

展示会の通訳

Keiko Tassill

最近はどちらかと言うと展示会、カンファレンスなどの舞台裏のブースの中での通訳のお仕事が多いのですが、 先日、久しぶりに展示会場の通訳のお仕事に行ってきました。ロサンゼルス郊外のコンヴェンションセンターだったのでなんとロサンゼルスベースの通訳者さんたち+地元のクライアントさんにもばったりと会場でお会いしました。他の通訳者さんたちはブースを訪れるお客様たちをブースで対応される「一日中立っている」出展組。私はお客様と広大なコンヴェンションセンターを歩き、ブースを訪問する「歩き」組でした。

さて、今回の展示会でも出展社数がなんと2900社。限られた時間内に展示会で効率的にブースを訪問し、「じょうずな通訳の使い方」を今回はご紹介します。

1.訪問展示ブースの絞り込み作業: 
展示会場に行く前にウェブサイトや展示会プログラムブックの展示社リストをじっくりと予習。製品、技術、その他のカテゴリーで絞り込み、簡単な企業説明内容で更に絞り込んで訪問ブースリスト作成。ブースや展示を見ただけではわからないことも多いので、時間がかかってしまいますがこの作業は大切です。説明が英語なので苦手という方は、展示会場に行く前に1、2時間でも通訳者さんと一緒にリストを見ながら絞り込み作業をすることをお勧めします。現場での通訳業務ばかりでなく、準備段階から通訳者をうまく使うこともご検討ください。これは通訳者にとっても業界用語や状況を学べるチャンスで、本番時の円滑なコミュニケーションにつながります。時間に余裕があれば、会場マップ上に訪問リストブースの印をつけていけば更に効率アップで、無駄な歩きをする必要がありません。また、最近はスマホ用の展示会アプリが提供されている展示会も増えてきました。三次元バーコードを読みこんでアップロードができるので簡単に使えるので絶対にお勧めです!データベース機能をフルに使えば検索、絞り込み作業もスピーディーで楽になります。または、時間的に余裕があり、初日は通訳者なしで展示会場をまわり、通訳付きで行きたいブースをリストアップしておくという方法も効率的です。

 

2.通訳者へのブリーフィング(出展/訪問):
通訳者に事前に会社概要や製品資料/技術資料も提供してください。忘れてはならないのは、出展/訪問目的などをしっかりと説明することです。 通訳者の事前知識と理解は皆様の展示会のお仕事を成功させるためには不可欠です。 会場は人ごみでうるさく、時間も限られ、落ち着かない場合も多いので、ご挨拶や導入部はスムーズに会話を進行させ、テクニカルなポイントや重要なところで時間をかけて通訳をしてもらうほうが得策です。また、単なる企業様と見込み顧客様との交渉や会話の一語一句を正確に訳す通訳の域にとどまることなく、アメリカの文化にあった接客マナーをわきまえたきめ細やかなコミュニケーター役としてお手伝いをさせていただきます。

 

3.テクニカル・デモンストレーションや説明(出展/訪問):
参加者が多くなればなるほど、通訳者から遠く離れた方は聞き取りにくくなります。そんな状況下では簡易通訳機器(イヤフォン付きレシーバー)を使った同時通訳が便利です。時間の節約ができるばかりでなく、その瞬間のエキサイトメントや雰囲気を伝えることもできます。

 

以上、皆様のお役に立てば幸いです。展示会での通訳のお手伝いが必要な際は是非info@ji-link.comまでご連絡ください。今回は万歩計は持参しませんでしたが、一日の平均歩数(女性:6400歩、男性:7200歩)の3倍は確実にクリアしていたと思います。どうりで疲れたわけです。展示会はエクササイズ効果、そしてメタボ対策にも効果的ですね。