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ブログ

ドライブスルー 

Keiko Tassill

カリフォルニア州ロサンゼルス郡では新型コロナウイルスの感染拡大、そして入院患者急増に対応するために今日(11月30日)から12月20日まで同一世帯以外の人たちとの集まりをほぼ禁止するなど新たな行動規制が発表された。近日中、同レベルの規制がカリフォルニア州全体で発令する可能性があり、またもや気楽な気持ちで店に買い物にも行けなくなる。

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コロナ禍が始まった今春以降、大活躍しているのが非接触型のサービスだ。デリバリーサービスを利用すればオンラインで注文後、自宅まで商品を届けてくれるので、唯一の接触ポイントは配達人から商品を受け取る時のみ。なんと言っても便利。

ピックアップサービスもこのところ存在感を増している。すぐに商品がほしかったり、取りに行くのが億劫でなければ事前にオンラインなどで注文しておき、店まで運転して行って商品を受け取ることができる。ピックアップサービスはコロナ禍以前からあったもののこの9ヶ月で利用者が急増した。大手スーパーの駐車場にはピックアップ客用の駐車スポットが指定されていて、車内で待っていれば車から降りる必要もない。係の人がお買い物袋をトランクに入れてくれるところまでやってくれる。広い店の中をうろうろ歩いて多くの人と接触することを考えれば安全である。また時間も大幅に節約できるので便利。

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もう一つ便利なサービスは従来からアメリカで普及しているドライブスルー。店内で食事ができないため、ファーストフードやレストランにとってテイクアウトビジネスが大きい。そこで最近、店舗周りの屋外の光景がちょっと変わってきている。ドライブスルーのレーン数を増設したり、店舗設計もドライブスルーやアウトドアダイニングに重点を置いているようだ。都市中心部を除きアメリカでは土地が十分にあるところが多いので拡張余地は十分ある。

ドライブスルーはアメリカでは歴史が長く、様々なビジネスで展開されている。一般的なものとしては前述のファーストフードやコーヒーショップ、そして銀行、薬局などである。小さい子供連れの場合や病気で具合が悪い時などはわざわざ車から降りて店内に行くのはつらい。そんな時に本当に便利なサービスだとアメリカに来た当時感激したものだ。

ちょっと変わり種のドライブスルーには:1)ドライブスルー図書館で本の貸し出し/返却ができる。2)ドライブスルー教会で礼拝、牧師さんからお説教が聴ける。3)ドライブスルーチャペルでスピード結婚式というのもラスベガスに存在。4)ドライブスルー・バーはアルコールに関する法律が緩いニューオーリンズでダイキリカクテルが車から降りずに買えてそのまま車内で飲めちゃう。(他の州では車内に蓋が開いている酒類を所持しているだけで違反になるのでご注意を!)5)びっくり編はドライブスルー葬儀屋さん。故人が安置されているウィンドウの近くに行くとカーテンが開き、ご対面が車の中からできるというもの。これは特に身体が不自由な人のために考案されたサービスだそうだ。ちなみに私としては変わり種ドライブスルーはどれも利用したことがない。

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私が最近体験したドライブスルーはインフルエンザの予防接種とCOVID-19検査。流れとしては病院の敷地内の駐車場に行くと警備員の案内で予防接種/COVID-19検査車線に車で並ぶ。車の窓を閉めたまま保険のカードと番号を見せると、窓をオープンして腕を出すとあっという間にインフルエンザの注射をしてくれる。(ちなみに私が加入している保険では予防接種とCOVID-19検査は無料なのでお金の取引は全く発生しない。)ほんの一瞬「ちくっ」と感じただけ。こんなに簡単にできるなんてと感激し、その勢いでCOVID-19検査の時もルンルン気分で車の窓を開けるなり、綿棒で喉、そして思いっきり鼻の奥まで「ゴリゴリ」と擦られた。注射より痛い!帰りのドライブ道中ずっと涙が止まらなかった。